断ち切れないソルの愛!母になれたス!「千秋太后」見どころ動画と11-14話あらすじ-BS朝日

2010年08月18日15時28分ドラマ
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黄州明福宮が賊徒に襲撃されたため、最愛の息子ソンの冊立式に出席できなかったスは、キム・チヤンの助けを借りて、無事人質を助け出した。前回は、成宗によって引き離された息子との悲しい再会と、後に深く愛し合うことになるチヤンとの運命の出会いが中心に描かれていた。今回は、ソンへの断ち切れないスの母の愛と、妹ソルとワン・ウクとの純愛が見どころとなっている。  【PR】DVD情報

【第11話】
人質救出のためソンの王位継承者を認定する冊立式に出席できなかったスは、戦闘服のまま宮殿のソンの元へ駆けつけた。しかし、そこに待っていたのは、「黄州を放棄し開京の崇徳宮で静かに暮らさなければ息子には会わせない」という、兄成宗の非常な言葉だった。この言葉に衝撃受けたスは、息子を取るか黄州明福宮を取るかで悩み苦しんでいた。
文徳皇后文徳皇后宮殿には、子供のことで悩むもう一人の女人がいた。成宗の第一夫人の文徳皇后でありながら、最後まで成宗に愛されることなく生涯を終えた悲劇の皇后だ。彼女は、自分の死後、娘のソン姫を成宗ではなくスに任せたかったのだ。ここで彼女の言った台詞がいい。「女ではなく、人としての人生を歩ませたい」。当時は、朝鮮王朝以降の半島の倫理観と違って、女性の地位が保証されていたと紹介したが、やはり、限度があった。ことに儒教に傾倒している成宗はこの傾向は強かったはず。出戻り子持ちの嫁や、男勝りの妹より、成宗に尽くすヨヌン宮主(プヨン)が母として女として高く評価していたのだ。

またもう一人悩む女性がいた。妹のソルだ。景宗の第4皇后といえども、当時まだ幼なかった彼女は生娘のまま、10年間ワン・ウクのことを想っていた。そんな気持ちはウクも一緒で、抑えきれずにソルに会いに来る。ドラマの中でこの二人が出てくるときだけは、まったく別の空気間になる甘く切ないシーンをお見逃しなく。

一方、人質救出を手伝ってくれ、明福宮で暮らすことになったキム・チヤンとサガムン、サガムンサガムンサイルラサイルラサイルラ兄妹はえらく友好的で、かえってそれがカン・ジョにはどこか不自然に感じた。スの信頼を取り付けたチヤンは商団を作り商売をしたいと申し出る。ところで、チヤンから商団について相談を受けるスの姿にある人物を思い出してしまった。そう!「海神(ヘシン)」のジャミ夫人だ。ようやく慣れたチェ・シラの前髪を切り揃え長くたらしたヘアースタイルも、このときばかりはまた違和感を覚えてしまった。

【第12話】
成宗に突きつけられた条件をのむべきか心が揺れるスは、カン・ジョにだけはこのことを打ち明けている。先祖の遺影のある部屋で、カン・ジョはスがどんな選択をしても側に仕えると答えるが、彼の目の奥に忠心だけない熱い情熱を感じる。

ヨヌン宮主ヨヌン宮主ところで、ソンを育てている成宗の第2皇后ヨヌンは、父のキム・ウォンスンには似ず、実に心根の優しい女性。成宗に尽くし、ソンを実子のように可愛がっている。しかし、なんとしてもヨヌンに男児を生ませて王位を継承させたい父ウォンスンはそれが気に入らない。ところが、ウォンスンは、成宗が西京に視察に言っている間に、ソンとスを引き合わせてあげることを提案する。もちろん、善意からではない。二人の殺害を企てていたのだ。そういえば、ソンを演じたチビンくん。ドラマ「イ・サン」でも朝鮮王朝の22代王正祖の幼少期を演じ、命を狙われている。
キム・ウォンスンキム・ウォンスンそんな父親の悪魔の計画を知らないヨヌンは、母親のことで悩むソンのためにスと二人っきりの時間を作ってあげた。もちろん、10年間大切に育ててきた養母としての自信があったからこその行動。女性としても母としても自分の優位性をこの際はっきりさせておこうという心も手伝ってのちょっぴり意地悪も混じった善意だった。

帰法寺でやっと叶った息子との再会に喜ぶスたちを女真人が襲った。チェ・シラは、劇中のアクションのほとんどをスタントなしで自分で演じている。「千秋太后」はドラマの初回放送は予定より少し遅れたが、これは、チェ・シラが撮影中に怪我をしたため。それほど過酷なアクションに挑戦した彼女の熱演の中でも、我が子を守るための今回の立ち回りは秀逸!お見逃しなく。

ところで、キム・ウォンスンを演じたキム・ビョンギだが、彼の顔は商人顔なのだろうか?彼は、「朱蒙」でもソソノ嬢の父ヨンタバル役で商団のトップを演じていた。

【第13話】
賊徒に襲われたショックで、ソンが意識を失った。カン・ジョと一緒に何とか明福宮にもどったスは、意識の戻らない息子を前に取り乱していた。そんなときチヤンが、医師でも手の施しようのなかったソンに鍼を打ち、みごと意識を回復させている。コヤツ、いったい何者?

スたちは、あまりにわざとらしい女真人の姿に、襲ってきたのは新羅系派閥の仕業で、ヨヌン宮主がその首謀者ではないかと疑った。事件を聞きつけやってきたヨヌンとスとのにらみ合いのシーンはなかなかの迫力だ。しかし、このときばかりはヨヌンが少々哀れだった。ソンもそんな養母を気の毒に思い、ヨヌンを追い返したスに対してますます心を閉ざしてしまった。

スの辛い心の内を察し、カン・ジョがこれまでの事情を話すがソンの頑なな心は変わらなかった。そんなソンの心を変えたのは、またしてもチヤンだった。彼は、自分をかばって死んだ母親の話をし、ソンを命がけで守った母を大事にしてあげてくださいと話した。それを聞いたソンはスに自分の冷たい態度を謝り、親子の心は初めてつながった。13話と14話で見られる弓矢や乗馬を楽しむ親子のツーショットをお見逃しなく。それにしても、キム・チヤンはいいとこ取りだ。しかし、このチヤンが裏ではスを利用しようとなにやら陰謀を企んでいるのだから、このドラマ気が抜けない。

ファンボ・ソルファンボ・ソルワン・ウクワン・ウク今回は、もうひとつ男女の純愛も見どころだ。スの妹ソルは、どうしてもワン・ウクをあきらめることができず、再び姿を消したウクを探しに一人で明福宮を出て行った。やっとたどり着いたときにはドロドロの姿。演じたシネが美人なだけにこの汚れたソルの姿が余計に痛々しい。
愛する心の強さはウクも同じ。初めてのウクからの愛の告白は必見!とうとう二人は結婚することを決心した。この二人の仲睦まじい姿は、13話と14話で見られる。ソルが得意の刺繍で作った枕で二人並んで寝る姿、小船に乗って琵琶と笛の合奏、氷の張った湖でスケートに興じる二人。激しいストーリー展開のドラマの中で一服の清涼剤のようだ。ドラマ「薯童謠(ソドンヨ)」を視聴された方は、チャンとソンファ姫の駆け落ちのシーンを思い出すのでは?

【第14話】
ソンとの溝が埋まったスは、黄州を捨て開京で暮らすことにした。スは成宗からの提案を受け入れることにし、ソンをつれて西京へと向かった。行く先々で歓待を受ける母スを見て、ソンは、母の民を想う心に感動を受け、改めて母を憎んできた自分を恥じた。

ところで、黄州、開京だが、これはどちらも現在の北朝鮮に位置する。現代の半島の地図を開いてみよう。黄州は、平安北道の西北端に位置する場所。開京は、ソウルの少し北にある開城市のことで高麗時代の首都。これを見ると、満州から中央アジアにかけて存在した契丹や、朝鮮半島北部を居住区としていた女真人からの攻撃の危機に、黄州が常にさらされていたことが良く分かる。また、成宗が視察に訪れた西京は、黄州に程近い平壌のことでかつて高句麗の都だった場所。王建は高句麗を後継して高麗を建国したため、平壌を西京と称してもうひとつの都と定めていた。にもかかわらず、成宗はこれまで西京をないがしろにしきたのだ。何しろ、儒教の精神を尊び、文治を基本とする政治を目指す成宗にとっては、争いの火種となる地域は見たくなかったのだろう。

話をドラマに戻して、成宗王が視察に来ていることを知った民衆は、自分たちの生の声を聞いてもらおうと王の下へと続々と集まってきた。これを利用してサガムンが動いた。「早まった行動を取るな!」とチヤンから、あれほどきつく言われたにもかかわらず、彼は成宗の暗殺を決行しようとしていた。
同じ頃、王の元には、今回の暗殺を計画したチェ・ソムとキム・ウォンスンが、ことの真相がばれる前にすべてをスの仕組んだこととして王に吹聴していた。
そんなことは知らないスは意気揚々とソンを連れて兄成宗の元へと向かった。

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 ※ 「千秋太后」公式サイト 見どころ動画公開
 ※ BS朝日「千秋太后」番組サイト(月~金 ひる12時~12時55分放送)

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